忍者ブログ
サキヒットベー♪
 このブログは、昭和36年3月に宮崎県小林市の中学校を卒業した、同級生146名の近況報告をはじめ、同級生同士の情報交換や同窓会開催連絡、昔の思い出などを語り合うためのものです。総ての記事は同級生からの投稿で運営していきます。ブログ記事の文字を大きく表示して見易い画面フォーマットに変更しました。パソコン画面を横に広げると、ブログ記事も横方向に広がり、1行当りの文字数が増えて読み易くなります。【平成27年3月23日】




国民休暇村から、ダイレクトメールが届いた。昨年9月に紀伊半島南部を襲った台風12号の復興キャンペーンである。
観光客が激減して兎に角、客に来てほしいと言う企画である。
『頑張ろう和歌山』期間限定の大幅割引である。
1泊2食付き6980円。
「安値」大好き人間にとっては、見逃せない企画である。

その日絶好の日和に恵まれた。
休暇村は大体高台の見晴らしのよい場所に建てられている。
ここは温泉も自慢である。
料理は鮪の水揚げを誇る、勝浦漁港からの鮪がメインでそのほかに、プチバイキングも用意されていた。
キャンペーンが功を奏しているのか、レストランは一杯の宿泊客だった。これだけの客なら営業も軌道に乗ってきたのかもしれない。
少しほっとした。



朝6時40分から散歩もあるらしいので、予約をして床に就いた。
早朝寒くないように着込んで、ロビーに行くと2人の先客があった。
私を入れて3名の参加者だ。スタッフガイドの後を付いて外に出た。
まだ夜明け前で冷たい空気が顔を撫ぜる。
思わず首をすくめる。
宿の立地は岬の上にある。宿の近辺を散歩する。
ガイドの話を聞きなが、らやがて展望台に出た。
風がきつい、寒い。
でも景色は抜群で日の出前の熊野灘が広がっていた。
「飛鳥が来る、と昨日タクシーの運転手さんが言っていましたがどちらですか?」
「新宮港ですから向こうですね」と、スタッフと大阪から来たという女性が話をしていた。

日の出は7時過ぎだと言う。
微かに東の空が茜色に明るくなり、西の空には白く満月があった。
「太陽と月を同時に見られたね」
そんな話をしながら短い散歩は終わった。
私はその足で朝風呂に行く。
なんと幸運なことだろう、丁度日の出の時刻と重なった。

朝の露天風呂には誰もいない。
水平線に頭を出した日の出は金色にまぶしく輝いていた。
至福の時間とはこんな時を言うと思った。
何にも考えず只太陽が昇るさまを見続けた。
昨夜は気付かなかったが、少し先にも露天風呂がある。
そちらに移動した。
角度が変わり木の間から昇る太陽が、一段と素晴らしく見える。
この時間を、この景色を、この露天風呂を、私は独り占めしている。

金色に眩しく輝く太陽は、海面をキラキラ輝かせ金の絨緞を敷いたように、岸に向かって伸びている。 
太陽は少しづつ少しづつ目には見えないが確実に昇っている。
やがて金色は銀色に否ダイヤモンドのように白く輝いた。
海上はダイアモンドの絨緞に変わった。
その一部始終を私はひとり湯船から堪能した。【H・靖子】<続く>

【 写真:南紀勝浦港の日の出  2007.05.09.05:18 撮影 】

 

PR
この記事にコメントする
お名前:
タイトル:
文字色:
メールアドレス:
URL:
コメント:
パスワード:   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
- HOME -
Powered by      忍者ブログ | [PR]
カレンダー
07 2017/08 09
S M T W T F S
1 2 5
6 7 9 11 12
13 16 17 18 19
21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
画面編集変更(RSS)
来訪者数(カウンター)
過去の月別記事
最新コメント
[03/28 未記入]
[01/06 あゆみ]
[06/12 未記入]
[01/26 あゆみ]
[08/20 古賀秀之。]
ブログ内検索
バーコード